局ヶ岳(三重台高)

山行日:2006年3月13日(月)
天候:曇りのち雪(風強し)
メンバー:ミーとマン氏 山の休日
新登山口(11:10)→椿の滝(11:35 11:40)→旧小峠(12:10)→山頂(12:30 13:10)→登山口(14:00)

武奈への山行を予定していたのであるが、天候不良の予測と当家のお局様の強烈な反対で
彼女の怒りから逃げるように行先を 台高三重の局ヶ岳に変更し、相棒のミーとマン氏を迎えに枚方に車を走らす。

4週連続の比良断念であるが数年前、雪の武奈での迷子事件がまだ尾を引いているようである。
山への理解のある彼女であるがさすがに雪の多い山へは不安を持っており、ここは家内安定、今後のことを考えて
お局様の意見にしたがうことにしょうと・・・そしてご機嫌をとるように三重のお局様にへ!
午前7時枚方津田のミーとマン宅を出発し、京阪奈、24号線、西名阪を経由し針インターより伊勢本街道に入り
裏倶尊山、大洞山の山容を楽しみながら10時50分ロングドライブに別れを告げ局ヶ岳新登山口の駐車場に車を止める。
何十台と車の止められる広大な駐車場からは大台ケ原方面の展望がすばらしく、支度をするのも気持ちがよい。
麓より望む局ヶ岳
日本ボソと倶尊山 大洞山 広大な駐車場と専用車 麓で見られるオブジェ
午前11時10分、椿の滝コースと名づけられた登山道に取り付く。
あたらしく付けられた道なのであろうか!石ころの多いだらだらの坂を
しばらく登ると真下に駐車場の見える展望場所に着く、そこを過ぎると道は
斜面をトラバース気味にしてなだらかなアップダウンを繰り返し木々の間からは時々栗の木岳の秀麗な姿を望むことが出来る。
足元にガレが多くなりだすと道が二つに分かれ下りにつけてある登山マークに従い進む。登りの道はおそらくワープルートと思われる。
右斜面から発生するガレ場を通過すると山頂まで1700mの標識のある分岐に到着し、標識のすぐ奥にある椿の滝を見学してしばしの休憩をとる。
椿の滝コース案内板 眼下に登山専用車を望む 見事な三角錐栗の木岳 下りが本登山コース
標識からはガレの多い道を浮石に気をつけてジグザグに登り、先を進むミーとマン氏に置いていかれないように黙々と登り続けると
目線に入る木々が杉に変わり、足元の古い登山靴からは霜柱を砕くしゃきしゃきとした音が気持ちよく響く。
整然とした杉林の中に続くつづら折りの道を抜けると平坦な旧小峠に到着し、旧登山道との分岐を通過すると露岩が多く木の根が張り出した
粘土質の急登になり、木々の間からは空が近くに感じられ山頂が近いことがわかる。
徐々に細く、急になる尾根状の道を時には岩をつかんで、足元を確認し登ると東側が急に開け、大きな反射板が眼に入る・・・山頂である。
ガレの続く道 杉林の中に続く登山道 旧小峠山頂まで400m 露岩と木の根の急登
1029mの山頂からは、伊勢湾方面がガスの向こうにかすかに見え、栗の木岳を越えて三峰山から高見山に続く山稜も確認できる
あいにくの曇り空ですばらしい展望に遭遇とは言えないが、まずは満足のいく山頂である。ミーとマン氏もカメラマン気分であちこちをパチリ、パチリ。
山頂で食事をしていると風と雪が強くなり、暗くなった空にせかされるようにあわてて下山の準備をし元来た道を一気に登山口まで戻る。

帰路は高見トンネル方面に向かい、相棒お気に入りの【たかすみ温泉】の檜の湯で
のんびりと体を温める。・・・ああ最高の気分。

温泉より出ると外は相当な雪になっており、周りの木々はあっと言う間の雪化粧である。
榛原に抜ける林道と針インター手前の峠に相当の雪が積もっており少々苦労したが無事通過して、京都に帰る。